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【79年製YAMAHA SG1000】出会い編

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ヤマハSG

ヤマハSGと言えば日本が世界に誇る楽器メーカーヤマハの生み出した名器ですよね。

jp.yamaha.com

私もその存在は知っていたのですが、正直どうしても好きになれないギターでした。

使用アーティスト(サンタナ高中正義)と私の趣味がマッチしていないと言うのもありますが、何よりもそのルックスがダメだったんです。

ほぼ同型のGibson SGはトニーアイオミの印象もあって、ちょっとダークで悪そう印象がかっこいいなと思うんですが、ヤマハSGはなんだか中途半端な印象があったんです。

正直、一生手に入れずに終わるギターだと思っていました。

ところがどっこい、ひょんなことから手に入れる機会を得ました。

 

ジャンクな'79 SG 1000との出会い

ギター改造狂いの皆様ならメルカリやヤフオクで毎晩「ジャンク ギター」「ネック 折れ」とかのキーワードで検索してますよね?

もちろん私は毎日の日課です^^

ある日目に飛び込んできたのは

79年製、ネック折れ、ハードウェアなしのヌケガラ、塗装白濁あり

という39歳、3人子持ち、バツ2、借金あり

みたいなヤマハSG1000でした。

もうヤマハSG1000かどうかよりも、これでもかって言うジャンク感がたまらなくてポチってしまいました。

これが後々、様々な後悔を呼ぶことになろうとはこの時は思ってもいませんでした。

家に到着したSG 1000です。

正直タバコサンバーストがかっこいいです。

SlashのLes Paul みたい!

ネックは折れているんですが、指板は今ではなかなかお目にかかれない真っ黒なエボニー です。

しかしながら欠点も・・

 

まずは塗装の白濁です。

ヤマハあるあるですね。

遠くから見ればわかりませんが、近くから見るとすごくに気になります。

 

 

お次は無数の傷

これは製造からすでに40年を超えたヴィンテージギターならではですね。

見方を変えれば歴戦の勇士って感じもします。

 

 

まあでもここまでは商品説明にあったことなので全然受け入れられました。

問題はここからです。

一切商品説明になかった欠点が次々に発覚します。

 

まず鬼タバコ臭い!

もう何十年も使い古した真っ黄っ黄壁の喫煙所のそれです。

もはや昭和の匂いです。

軽ーくオレンジオイルでクリーニングしましたが全く取れません。

その代わり吹いたクロスはタバコ臭でお亡くなりになりました。

 

お次はネックの反りです。

出品者は「ネックはほぼストレートでロッドもまだまだ余裕です」とほざいていましたが全部嘘でした。

アルミアングルを当ててみるとご覧の反り、そしてロッドなんて回し切っています。

舐めてます。


そして最後はブリッジ !

もともとブリッジがなかったのですが、出品者は「TOMタイプなのでご自分で簡単に取り付け可能です」と説明していました。

私はこの説明を鵜呑みにしていたのですが、どっこい、ヤマハSG用ブリッジは一般的なLes Paul用のTOMとは似て非なるものだったのです!

寸法とアンカーの径がちょっとずつ異なります。

ヤマハあるあるですが、いわゆるヤマハ専用設計品しか対応しないのです。

なんたるありがた迷惑ww

 

 

もちろん中古パーツを探すじゃないですか、

でも価格がえぐい・・

普通のTOMなら2000-3000円で手に入るのに、ヤマハのブリッジ は希少品らしく万越えは当たり前。

おそらく前のオーナーもネック終わってて、金になるブリッジだけ単品で売ったんだと思われます。

さいてーだぜ。

 

はい、終わった、マジでガラクタつかまされたわー。

私はしばらくこのギターのことを忘れることにしました。

しかしながら事態は急変しました。

なんとあのJohn Fruscianteyamaha SGを使用しているとの情報を得ました。

Johnは2010年頃からストラト からSGに持ち替えたとのこと。

「ギターの特性はプレイヤーのスタイルに影響を与える。

ストラト ではなくレスポール ライクなSGに持ち変えることでスタイル変化の機会が得られた」とJohnは語っています。

www.premierguitar.com

私はあえてLes PaulではなくYamaha SGをチョイスしたのかに猛烈な興味を持ちました。

きっとJohnほどの鬼センスギタリストが選ぶには訳があると考えたのです。

 

John Frucianteの使っているのは80' SG 2000とのことですがSG 1000との違いはスルーネックかセットネックかというところです。

もちろんスルーネックとセットネックで音質の違いはあるでしょうが、自分のSG 1000でこれを考察したい・・・そんな思いに駆られました。

ってのもあるんですが、せっかく買ったギターを無駄にしたくないって言うのが本音ですねw

貧乏サラリーマンの性です。

 

ってことで私はこのギターの再生を決意しました。

これが思った以上に茨の道だったので、本ブログで紹介させていただきます。

 

次回につづく