先日、日本ラインティング様よりガラスコーティング剤「シラザン50」をご提供いただきました。
そこで本エントリーでは我愛車、ZC33Sスイフト スポーツにDIY施工した感想を記します。
いつものように忖度なしでお届け致します。
・シラザン50は誰でも簡単に施工ができるガラスコーティング剤
・ワックスと違って撥水効果が長期的に維持される
・雨が降るたびに汚れが落ちるので洗車がほぼいらなくなった
・汚れても洗車が簡単
ガラスコーティングとは
そもそもコーティングとは車の塗装に艶感を付与したり、汚れから保護するものです。
よく使われる”ワックス”もその一種です。
ただしワックスは油脂系のものであり、簡単にいうと油をただ塗膜の上に載せているだけです。
したがって雨や物理的な刺激に弱く、数週間から1ヶ月で落ちてしまいます。
一方、ガラスコーティングは反応によってガラス同様の分子骨格を持つ塗料を塗膜表面に塗布するものです。
簡単に言うと硬度が高く、透明感の高い、我々がよく知っているあの「ガラス」が、塗膜の上に載ることになります。
これにより、艶感アップ、塗膜保護、防汚効果が数年単位で期待できます。
ただし、その施工には専用薬剤、専門知識、専門設備が必要となるため、これまでは専門業者に委託する必要がありました。
またその施工コストも非常に高いことが一般的でした。
そのため私も興味はあったものの、手を出せずにいました。
シラザン50とは
日本ライティング社のシラザン50は専門知識を持たない一般の方でもDIY施工が可能なガラスコーティング剤です。
これまで同社は様々なメーカーにプロ用のコーティング剤をOEM供給してきたとのことですが、ガラスコーティングの敷居を下げ、より多くのお客様が気軽に施工できるようにしたい、というコンセプトで開発したのが本商品とのことです。
実は私も過去にガラスコート剤に手を出したことがあるのですが、効果があっという間になくなったり、施工ムラがあったりであまりいい思い出はありませんでした。
しかしながら本品はそのようなネガティブなポイントを解消したものとのことで、トライさせていただきました。
施工方法
今回私がトライしたのはLサイズですが、最終的には結構あまりました。
まあ、少なくなるより安心ですが。
1. 洗車
まずはガラスコートする前に表面の汚れを完全に落とします。
このあとガラスコーティングするわけなので、少しでも汚れを残すと汚れごとコーティングしてしまいますので、完全に落とす必要があります。
洗浄には付属のシャンプーを使用します。
(20倍に薄めます)
スポンジでいつも以上に丁寧に洗車します。
泡も完全に落とします。
特にミラー周りなど泡残りしやすい位置は重点的に流します。
2. 拭き取り
次に水を拭き取っていきます。
水が残っていると施工不良の原因になるとのことで、しっかり水を拭き取ります。
特に下記ポイントは要チェックとのことで、鬼の形相で水滴を探しました。
給油口もオープンして内部やエッジ部の水分を拭き取ります。
洗車中にこんなところを開けたのは初めてですね・・。
3. コーティング剤の混合
付属のスプレー ボトルにA液→B液→硬化促進剤の順で薬剤を投入し、よく混合していきます。
これらを入れた地点から薬剤は反応を始めます。
4. コーティング剤塗布
取説を見ると以下2つの方法が提案されていましたが、施工日は特に風がなかったので、私はボディに直接塗る方法を選択しました。
1. ボディに直接吹付けて吹き上げる
2. クロスに吹付けて吹き上げる(風があるとき)
ボディから10-15 cm間隔を開けて、付属のクロスでしっかり拭き上げます。
吹付け量の目安は50 cm角で4-5回としました。
ホイールや樹脂パーツにも使えるとのことで、ほぼ全パーツに塗布しましたが、結構余りました。
貧乏性の私は2度塗りして全量を使い切りました!
施工後の感想
施工後の感想です。
一言で言うと、「最高」です。
ぶっちゃけ、以前施工したインチキガラスコーティングがショボかったので期待など全くしていなかったのですが、予想は大きく覆りました。
1.艶感がすごい
写真だと伝わりにくいかもしれませんが、ヌルッと感が凄いです・・
塗膜表面をバフがけしたような光沢が出ています。
駐車場の白線を鏡のように映し出しています。
夏の青空が綺麗です。
ちなみに下の写真は余ったコーティング液を固めたものです。
出来上がった塗膜はまさにガラスそのものでした。
とても透明度が高く、硬い印象です。
これが塗膜表面に数ミクロン存在しているわけですから、艶感が上がるのは納得です。
2. 撥水性がすごい
施工3日後に雨が降ったのですが、ご覧の通りです。
完全に塗膜が疎水性に変化しました。
当然、窓ガラスにも施工していますので、雨天時はワイパーレス走行が可能になります。
(60 km/h以上で雨粒が吹き飛んでいきます)
3. 防汚性・洗車性が高い
施工後汚れがほぼ付かなくなりました。
正確に言うと汚れはつくのですが、雨が降るたびに流れてしまうため、ノー洗車でも車が綺麗な状態をキープできます。
これまでは2-3週間に1度は洗車していましたが、施工後は3ヶ月ノー洗車でした。
ちなみに3ヶ月の後の様子が下記になります。
雨が洗車機として機能してくれるので、雨ウェルカムですよ。
それでもドアノブ周り、ミラー下などにはどうしても水垢が付いてしまいますが、中性洗剤(ノーコンパウンドタイプ)を使用して洗浄するだけで容易に汚れが落ちます。
下の写真は施工後3ヶ月経ってから初めての洗車をした時のものです。
ミラー下、ドアノブ下の水垢はスポンジ一拭きで取れました!
これまでは水垢取り用洗剤を別途購入してごしごししていたので、凄まじい時短です。
4. 毎日綺麗な車に乗れる喜び
上述したようにガラスコート 後はノーメンテでも車が非常に綺麗な状態を維持できます。
言葉にすると実に単純なことですが、これは予想以上に心理的喜びをもたらしてくれました。
例えば今までは洗車後数日間はとても気持ちよく車に乗れましたが、1, 2週間経って車が汚れ出すととても気分が下がっていました。
ドアを開ける前に
「うわーきたねー、また洗車しなきゃな・・」
という思いになり、テンションがやや下がりました。
そして忙しい日常の中で洗車などすぐにできるはずもなく、車を見るたびに嫌な感情が湧き上がるのを数ヶ月耐える必要がありました。
ところが、ガラスコーティング施工後は常に車が綺麗なので、汚れた車で気分が下がると言うことがほぼなくなりました。
嫌なことがあった日も綺麗な車を見ると少し元気が出ます。
雨の日も美しく水を弾くボディに惚れ惚れします。
小さなことですがストレスを抱えて生きている私にとってこれは非常に大きな変化でした。
最後に
ガラスコートはこれまで施工性と性能を両立する商品がなく、一般市民には高嶺の花感がありましたが、シラザン50はその概念を大きく覆した商品だと思います。
説明書に沿って施工さえすれば誰でも数時間で作業が完了しますし、その性能は折り紙付きです。
また綺麗な車に毎日乗れるというシンプルですが非常に大きな喜びを提供してくれます。
もし、業者でのガラスコートを検討しているが、その施工料で二の足を踏んでいる方は一度トライされてもいいのではないでしょうか。
今後は耐久性についても随時レポートしていきたいと思います。
この情報が皆様のカーライフに少しでもお役に立てれば幸いです。