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【大人の食物アレルギー克服への道1】発覚編

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私には食物アレルギーがあります。

子供の食物アレルギーはよくある話で、うまく治療することで改善する可能性も高い病気です。

しかし大人の食物アレルギーはほぼ不治の病です。

よってこの病とどう付き合っていけばいいのか答えてくれる医師は皆無です。

そこで同じような悩みを持った方に私の情報を発信することで「一人じゃない」ということをお伝えできればと思い、少しづつ私の病歴をブログ化しようと思いました。

 

本エントリーではまず私の食物アレルギーがどのように発覚したかについてご紹介します。

告知

あれは大学院2年の時でした。

就職を控えた私は会社に提出するため健康診断を受けました。その血液検査の結果、「好酸球、白血球の値が常人よりはるかに高い。すぐに紹介状を書くので大学病院に言ってください。」という予期せぬ通知が来ました。

 

webで調べたところこれらの数値が高い場合、白血病、ガン、はたまた寄生虫感染などが考えられる、とのことで気分がガッツリ下がった記憶があります。

折しもその年はリーマンショックの年であり、就職氷河期と言っても過言ではない年でした。

その中で勝ち取った内定なのに「俺は死ぬかもしれないのか・・」凄まじい絶望感でした。

 

 

とりあえず真実を確かめるべく私は紹介状を書いてもらった大学病院でさらに精密な検査を受けることにしました。

大学病院での検査日はやるであろうMRIやCTなどの高額検査に備えて万券数枚を財布に入れて通院しました。

しかしその日行ったのは血液採取だけでした。貧乏学生だった私は思ったよりも診察料が安く済んだので(それでも1万円弱)にほっと胸を撫で下ろし、帰途につきました。

 

 

数週間後結果が出たので来てくれとの連絡。私はすぐに予約を入れ大学病院に向かいました。

ドキドキしながら診察室に入り、医師から説明を聞きました。

 

 

 

「原因は食物アレルギーですね」

 

 

 

食物アレルギー?

名前は聞いたことがありましたが、そのときまで恥ずかしながら私はこの病気をあまり知りませんでした。

ざっくり言うと食物の中に含まれるタンパクに体の免疫システムが誤反応してしまい、その結果各種の症状を引き起こすと言うものです。

私の場合、以下の項目が異常値を示しており、米以外はかなり重度な方でした。

 

■食物 

小麦

牛乳

ナッツ

マグロ

ヨモギ 

タラ

サケ

卵白

鶏肉

牛肉

 

■食物以外

ネコ

イヌ

ハウスダスト

スギ

ヒノキ

 

私はこのデータを見て思い当たる節がありまくりでした。 

幼少期から私は特定の料理を食べると口が猛烈にピリピリし、なんともいえない不快感と腹痛に襲われることがありました。

 

タラ鍋

すき焼き(生卵つけ)

半熟目玉焼き

牛乳が濃い目のグラタン

ハワイのお土産のナッツ入りチョコ

ケンタッキーフライドチキン

などなど

そのため私はこれらの食品をずっと避けてきましたが今回のデータとよく符合します。

 

また当時、大学の研究室で研究が忙しい時は夜にカップラーメンを食べていましたが、かなりの頻度で下痢や腹痛に襲われることがありました。

 

これも小麦アレルギーで説明ができます。 

なるほどね・・一人納得感に浸る私に医師からさらに残酷な言葉が告げられます。

 

 

医師「ここまでひどい方はなかなかいないですね。学会発表に使いたいくらいです。とりあえず、今日からこれらの食材は極力取らないで生活してください。まあ数値が低めかつ症状が軽い食品は1週間に一回くらいならいいかな・・・」

私「え、治療法とか薬はないんですか?」

医師「残念ながらありません。」

私「何を食べればいいんですかね・・」

医師「基本は野菜とかかかなぁ・・(同情の目)」

 

 

絶望です。

 

 

それまで当たり前と思っていた「食べる」と言う行為が当たり前ではなくなった瞬間でした。

最初にアレルギーと聞いて「ガンでなくてよかった」っていう感情が数秒あったものの、その後の説明で「ガンです」と言われた場合同等の絶望が襲ってきました。

 

検証

 データとこれまでの症状はよく符合しますが、まだ完全に決まったわけではありません。

改めて検証して本当に正しいか確認する必要があります。

確認するのはまず小麦アレルギーにしました。

その当時は卒論執筆で忙しく、毎日カップ麺を食べていたので検証するのにちょうどよかったからです。

 

私はまずカップ麺をはじめとした小麦の完全除去を行いました。

と言っても私の小麦完全除去は完全ではありません。

例えば醤油とかドレッシングなどの調味料系にも低濃度ながら小麦が含まれていますが、これらの食物まで抜くとほぼ食べるものがなくなってしまうので、このテの低濃度系は小麦食品には含めないこととしました。

 

この小麦除去実験は思った以上にハードでした。

夕食のカップ麺、ちょっと小腹が減ったときに食べていた菓子パン、クッキーなど毎日享受していた楽しみがなくなってしまったからです。

 

しかしながらこの生活を1週間やって驚くべき結果が出ました。

 

まずあれほど高頻度で発症していた腹痛や下痢が嘘のように一切なくなりました。

 

どうやら結果は正しそうです。

認めざるを得ません。

また頭の回転が明らかによくなりました。小麦製品を食べるといつも頭の中が霞みがかるような感覚があったのですがそれがなくなったのです。

 

私はアレルギー症状の恐ろしさとともに食べ物が体に与える影響の大きさを身を以て体験しました。

 

小麦除去実験でほぼ結果は出ましたが慎重派の私はもう一個実験を行いました。 

1週間ぶりにカップ麺と菓子パンを食べたのです。

1週間ぶりの小麦に舌鼓を打ち、食後の一服を楽しんでいたときに体に異変がおきました。

例の頭の中が霞みがかるような感じと、弱い腹痛を感じました。

その日はそのまま就寝しましたが、翌朝は下痢をしました。

これにて検査結果が正しいことが分かりました。 

 

一生パンやラーメンは食べられないのか・・人生終わった・・

 

たかがそれだけのことで!wと健常者の方は思うかもしれませんが、これは実際になってみないとわからない気持ちだと思います。

 

翌朝大学の喫煙所で悪友にこの話をしたところ、「今まで通りタバコは吸えるんだし元気出せよ!そのかわり生意気なこと言ったらお前の買い物ににナッツ入れてやるからな!」

と言われ少し元気が出ました。

 

しかしここから私のアレルギーとの戦いが始ったのでした。

 

 

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