出会い
昨年末、Paul Reed Smith CE-24を衝動買いしてしまいました。

知らない方のために雑に説明させていただくと、CE-24は「Fender寄りのCustom 24」となります。
基本的にCustom 24と同じ設計ですが、ネックの仕様が異なります。
Custom 24はマホガニーのセットネックのため、レスポール寄りのサウンドですが、CE-24はメイプルのボルトオンネックのためストラト寄りのサウンドになります。
PRSとしてはやや異端なギターなのですが、私はそれにすっかり虜になってしまい、デジマートに重課金することとなってしまいました。
弾きやすい&音良すぎ!しかし・・
そんな私のCE-24は1993年製でほぼ純正状態でした。
残念ながら私の個体は10topではないのでトップ材の杢目はかなり微妙ですが、曲線基調のギターデザインは非常に美しいです。

そして機能性が優れています。
絶妙な太さのネックは手に馴染みやすく、ボディ形状も相まってハイポジションが非常に弾きやすいです。
ネックには今や超希少な柾目材が使われています。
しかも目もかなり詰まった良材で、ネック剛性の高さが感じられます。
既に製造から30年以上経過しているセミヴィンテージギターですが、トラスロッドは全く回していません。
ちなみに現行品のCE-24はかなり柾目メイプルではありません。

生音は非常に大きく、振動がズンズンお腹に伝わってきます。
これが弾いていて実に気持ちいいです。
また音の傾向はハムバッカーなのにストラトっぽいトレブリーな成分があります。
またレスポールのようにボアボアせず、歯切れが良い感じです。
その一方でレガートで音がつながりやすい感じはレスポールっぽくもあり、今まで体験したことのない感覚です。
正直な話、私はCustom 24より好きです。
一方で気に入らない点もあります。
まずは悪名高きロータリースイッチです。
3つ目のスピードノブが5wayのピックアップセレクターの代わりになっており、
リア/リアタップ/ミックス/フロントタップ/フロント
と切り替わる仕組みになっています。
このシステムは古いPRSギターに使われていますが、とてもじゃないですがこんなものは演奏中に使えません。
見かけ重視の欠陥設計といっても過言ではないです。
また個人的には純正ピックアップも微妙です。
リアがHFSというセラミックのモダンハイパワー系ピックアップが搭載されているのですが、ちょっと品がない音に感じます。
一方、フロントはVintage Bassというヴィンテージ系ですが、特にこれといった特徴のない音でこれまた私の好みではないです。
このようにギターとしてのポテンシャルは非常に高いのに、電装系がスポイルしている印象です(ピックアップに関しては好みもありますが・・)。
よって全て改善していきます。
カスタム
まずはロータリースイッチです。
早速裏蓋を開けて撤去します。
ちなみにロータリースイッチはこのように基盤がついた特殊なスイッチでした。

これを3wayトグルスイッチに置き換えて行きます。
ただトグルスイッチは近年ありえないくらい高騰しているので、下記の比較的リーズナブルなものにしました。
残念ながら純正状態の穴径では入らなかったので、ドライバーにペーパーを巻いて拡張工事を行います。

設置完了です。
うーん、かっこいいなぁ。

設置後、実際に切り替えトライを行います。
あれ・・あんまり使いやすくない・・
それもそのはず。
こんなアームよりもさらにケツの方にあっては右手の移動時間が長く、瞬時の切り替えなどできません。
そこで試しに下記の位置に移設してみます。

再度切り替えトライ・・
あ、切り替えやすい・・!
ということでここに決定です。
スイッチは手の軌道に合わせてやや斜めに設置しました。
ついでにピックアップも交換してしまいます。
本来の設計思想に基づいてリアはハイゲイン系、フロントはヴィンテージ系でいくことにしました。
私は最もお気に入りなハイゲイン系ピックアップであるSeymour DuncanのTB-4(JB)を選択しました。
またTB-4と組み合わせるのはSH-1(59)かSH-2(Jazz)が定番ですが、Slash好きの私はAPH-1にしました。
またトーンポットをプッシュプッシュタイプにして、フロントのみタップできるようにしました。
コンデンサはオレンジドロップです。

ついでにすり減っていたナットも下記の品番に変更しました。
もちろん高さ合わせは必要ですが、寸法はぴったりでした!
感想
完成しました!


まずスイッチですが、かなり使いやすくなりました!
ストラトのようなブレードタイプほどとは行きませんが、かなりスピーディーな切り替えができるようになりました。
ただ「ミニ」トグルスイッチのため切り替え動作には少しばかりの慣れは必要です。
コツは小指で切り替えることです。
一方で誤切り替えが起きにくいのは大きなメリットかと思います。
またピックアップ交換も大正解でした。
HFSのミドルがモリモリな感じがドンシャリ方向に行き、使いやすいハイゲインサウンドになりました。
一方フロントはAPH-1特有の甘いトーンがたまりません。
もちろん24フレットなのでややトレブリーな感じは否めませんが、逆にタップした時はストラトのようなジャキッっとしたシングルサウンドが楽しめます。
以上のカスタムでかなり使いやすいギターになりました。
ピックアップは好み次第ですが、ロータリースイッチのトグル化は絶対にやって損はないと思います!
この情報がPRS使いの方の参考になると幸いです。